遊戯王5D's 第08話「満たされぬ魂 シグナーと伝説の竜」の感想

 気が付けば1クールの半分を過ぎています。ここに来て制作スタッフの疲れが出たのか、いつもに比べて作画が雑になっていると感じました。
 前回で遊星たちが収容所を仕切っている氷室と和解しましたが、最悪の環境に放り込まれているという状況は変わっていません。遊星は竜の痣の件で所長の鷹栖にマークされ、徹底的に検査されています。結果としてめぼしい成果はなく、竜の痣の解明はお預けに。収容所に出向いてきたレクスが一瞬ではありますが、OPアニメに出ている悪人面を見せましたね。やはりラスボスの可能性は大いに残っていると考えてよさそうです。
 ジャックは実質的な敗北で苦悩する中、炎城ムクロとの再戦に臨むことになりました。第01話の対戦ではデュエルシーンがごく一部しか流れただけでしたが、今回は省略はなく炎城ムクロがアンデット使いだということが明確になっています。ジャックはムクロのプレイングを「運がいいだけだ」と喝破していました。正論ながら遊戯王の世界では最終局面で神の引きを見せることが多いだけに、自己否定につながりかねない発言という気がします。
 次回で遊星たちが収容所から脱走を図ります。遊星のデッキは没収されたままなので、どんなデッキで鷹栖と対戦することになるのか注目です。
posted by Flyer 2008-05-24 00:03 | Permalink | アニメ感想

遊戯王5D's 第07話「カードにこめた想い!水晶ドクロ VS 大牛鬼」の感想

 話の舞台が収容所に移りましたが、あまり暗い雰囲気を感じないのは矢薙典膳の存在によるところが大きいようです。
 今回は遊星が矢薙からデッキを借りて氷室とデュエルしています。矢薙はわざとデュエルに疎いフリをしている可能性もありましたが、今回のリアクションを見る限りは正真正銘の素人と考えていいでしょう。氷室はジャックに敗北してから堕落したそうで、「遊戯王GX」でも語られたプロの世界の厳しさが改めて描写された形です。遊星が今後プロデュエリストになるかどうかは不明なものの、元プロをうならせたことは少なからず自信につながったはずです。
 一方でレクスが自分の素性をジャックに語るという形で作品のバックグランドが説明されました。悪の化身がナスカの地上絵に封印されたとのことでしたが、遊戯王シリーズで恒例となっている世界を巻き込む騒動が起こることは避けられそうにありませんね…。レクスの話ではやがて復活するであろう悪の化身に対抗するために竜の痣を持つ人間を探しているそうです。レクスのラスボス化は当面は回避されたものと思われます。OPアニメの件があるので、まだ完全に消滅したとは言いがたいです。
 次回で遊星とレクスが対面を果たします。ジャックと違って普段は消えている遊星の竜の痣にはどんな意味があるのでしょうか…。
posted by Flyer 2008-05-16 01:39 | Permalink | アニメ感想

遊戯王5D's 第06話「見てくれ!ワシの秘宝デッキ!」の感想

 前回で話のキーになる赤い竜が登場したわけですが、今回はそれに加えて「星の民」「シグナー」というキーワードが登場しています。
 遊星はセキュリティに捕まってしまい、収容所送りとなりました。その車中で出会ったのが矢薙典膳という老人です。本人の話ではあちこちの収容所を渡り歩いているとのこと。その割には妙に明るく、裏がある人物と感じます。ジャックは遊星との対話を望んでいるものの、すぐには実現しそうにありません。ギャグ要員と思われる矢薙がこのタイミングで投入されたのも、赤い竜の登場でシリアスになりすぎた雰囲気を変えようという意図があるのではないかと。
 収容所内でもデュエルは公認されているらしく、遊星と矢薙は収容所を仕切っている氷室仁に新人歓迎会という名目でデュエルを吹っかけられることに。遊星はデッキを没収されてしまったため、矢薙がデュエルすることになりました。矢薙が使ったのは「秘宝デッキ」ですが、デメリットしか持たないというとんでもないカードばかりでした。対する氷室も実戦レベルとは思えない「牛鬼」を使っていて、元プロという肩書きには疑問が残ります…。
 次回は遊星が矢薙のデッキを借りてデュエルします。収容所という大人数が集まる場所だけに、まだ登場していないメインキャラクターも収容されているのか気になるところです。
posted by Flyer 2008-05-10 00:42 | Permalink | アニメ感想