遊戯王5D's 第14話「現れるフォークロア 破壊をもたらす『黒薔薇の魔女』」の感想

 2クール目の放送に入り、ようやく話が軌道に乗ってきた感があります。今回は放送開始以来初めてデュエルが行われませんでした。
 内容としてはフォーチュンカップの下準備です。龍亞の友人の早野天兵と「黒薔薇の魔女」こと十六夜アキが登場し、OPアニメに出ているキャラクターが全て出揃っています。アキはせっかくの初登場にもかかわらず、セリフが少ない上に本編で名前が出ませんでしたね…。アキがデュエルを通して行う「物理的な破壊」とは使用したモンスターやら魔法やらを実体化してしまうというはた迷惑なものでした。意図しない念動力で周りの岩やら壁やらを壊す程度だと思っていただけに、予想外です。ここまで来るとデュエルを禁止されても文句は言えないでしょう。
 遊星が収容所行きになってから迷走ぎみだったアトラスですが、ここに来て遊星との対面を果たし、「スターダスト・ドラゴン」を遊星に返しました。思いがけず、遊星の「スターダスト・ドラゴン」を取り戻すという目的は達成されたことになります。イェーガーにフォーチュンカップへの参加を強制された段階なら、遊星は初戦でわざと負けるという行動をとることもできました。ところが、アトラスから「スターダスト・ドラゴン」を受け取ったことで遊星は大会に真剣にならざるを得ません。レクスが大会に忍ばせた5人の刺客も見落とせないポイントです。
 次回からフォーチュンカップが始まります。参加を渋る龍可の代わりに女装した龍亞が出場するようです。遊星に指摘された問題点を改善して勝利につなげることができるでしょうか…。
posted by Flyer 2008-07-05 00:10 | Permalink | アニメ感想

遊戯王5D's 第13話「ダイヤル・オン!うなれ ディフォーマーデッキ」の感想

 1クール目の放送が終わりを迎えました。遊星が「スターダスト・ドラゴン」を取り戻すまでの道筋はまだ見えていません。
 今回は龍亞と龍可にフォーカスした内容になっています。2人はトップスと呼ばれるネオドミノシティの上層に住んでいて、生まれながらにして「勝ち組」に属しているようです。龍亞と遊星の対戦を通して、よく喋る龍亞と冷静にツッコミを入れる龍可という構図が展開されています。今までと違い、明るい日の光に包まれたデュエルでした。龍亞が使ったディフォーマーデッキは変形を前面に出したデッキでしたが、エースが披露されることなく終わっています。龍亞にせよ龍可にせよ、大きな成長性を秘めたキャラクターと言えるでしょう。
 牛尾の足止め役を務めた雑賀はなぜかセキュリティに捕まっていませんでした。セキュリティの本陣に残された状態から逃亡に成功したというのは信じがたいです…。イェーガーの伝言により、遊星はデュエル・オブ・フォーチュンカップへの参加を余儀なくされています。遊星の身柄は治安維持局が預かったため、遊星を逮捕するという牛尾の目的は宙に浮いてしまいました。イェーガーの「招待状の発送は終わった」という言葉から考えても、牛尾がフォーチュンカップに参加する可能性は低いです。今回で事実上役割を終えた気がしないでもありません。
 次回からはフォーチュンカップに向けた展開が始まります。1クール目に全く出番がなかった十六夜アキが本編で姿を見せる日もそう遠くなさそうです。
posted by Flyer 2008-06-28 01:12 | Permalink | アニメ感想

遊戯王5D's 第12話「死闘追跡(デッドチェイス)!絆を紡げ ターボウォリアー」の感想

 鳴り物入りで始まった遊戯王の新シリーズも間もなく1クール分を終えようとしています。途中で地震速報が入ってしまったことが残念です。
 前回で遊星がセキュリティ保管庫に潜入してDホイールとデッキを取り戻しましたが、牛尾の追跡はなおも続いています。遊星の様子を見に来た雑賀も巻き込んで脱出を図ることになりました。話の中心になっていたのは雑賀が仲間との絆の大切さを思い出す過程であり、遊星と牛尾のデュエルはその舞台装置として使われた感が強いです。Dホイールの落下中にカードのプレイが行われたり、4体のモンスターでシンクロ召喚するなどこれまでと一味違った描写が盛り込まれていました。今後の牛尾の処遇については定かではありません。
 遊星は辛うじてセキュリティの手から逃れたものの、雑賀は敵陣のど真ん中に残される結果となりました。残念ながら雑賀は逮捕されて収容所に送られると考えて間違いなさそうです。収容所にはまだ矢薙と氷室がいるはずなので、この2人と雑賀が合流する可能性もあります。そして双子のメインキャラクターである龍亞と龍可が初登場を果たしました。今回は顔見せ程度の出番でセリフも少なかったわけですが、やっと登場したかという印象です。次回予告にも参加して新風を吹き込む位置付けであることが明確に示されています。
 次回は殺伐とした雰囲気から離れてほのぼのとした内容になりそうです。龍亞と龍可のキャラクター性に注目が集まります。
posted by Flyer 2008-06-21 00:25 | Permalink | アニメ感想