遊戯王5D's 第70話「神隠しの森 スリーピービューティー」の感想

 ギャグ色が強かった前回と違い、今回はシリアスな話です。現在は1話完結の話が基本のため、ギャグとシリアスの切り替えが盛り込みやすくなっていると言えます。
 今回は龍亞と龍可をメインにした話です。龍亞たちは多くの行方不明者が出ている森に探検に向かっています。怖がりな龍亞は仕方なく付き合った形です。龍可は龍亞たちとはぐれてしまい、サイコデュエリストに似た力を持つミシェルという少年に助けられています。よりによって「大嵐」を実体化させるとは思いませんでしたけどね…。龍可を探しに来た龍亞はミシェルに悪霊扱いされ、デュエルを吹っかけられることに。事情が分からない龍亞も、龍可を救うために後には引けません。結果として、シグナーでない龍亞が存在感を示した記念碑的な回でした。
 デュエルに目を向けると、ミシェルはアンデット族モンスターを使用しています。永続魔法でコストを発生させて行動を制限するという少し変わったタイプのデッキです。デュエルの途中で遊星が駆けつけましたが、無理に登場させた感は否めません。遊星が入った部屋では人がカードに閉じ込められていました。この事態は過去の遊戯王シリーズにも何度か登場しており、懐かしさすら感じます。龍可のデュエルはしばらく望めない状況です。やはりエースモンスターの「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」をデュエルで活躍させることが難しいためでしょうか…。
 次回はOPアニメに出ている謎のDホイーラーがついに姿を現します。第04話以来となる融合モンスターの登場も見逃せないポイントです。
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posted by Flyer 2009-08-08 03:27 | Permalink | アニメ感想

遊戯王5D's 第69話「脅威!ローントークン地獄」の感想

 第3期に入ってから話の路線が変わり、今回はギャグ色の強い話となりました。イリアステルから来た3人組はどこに行ってしまったのかと思うほどです。
 遊星とクロウがDホイールの開発費を稼ごうとする一方で、ジャックは働かない日々が続いています。喫茶店のコーヒー代にしても、どこからお金が出ていたのか謎ですね…。クロウの指摘を受けたジャックはアルバイトを始めるものの、どれも長続きしません。変に自信過剰な点がマイナスになった形です。途方にくれたジャックはたまたま闇金業者ガロメのことを知り、悪党退治に乗り出すことに。ガロメがデュエルをする人間だったことが大きいですが、まさかデュエルの中でローンの概念を持ち出されるとはジャックも予想していなかったはずです。
 カーリーは第3期に入ってから初めての登場です。以前と同じく、ジャックの追っかけ的なポジションでした。ダークシグナー編が終わった今、カーリーを出す必要性が薄れていることは否定できません。継続して出すなら、これまでと違った役割が欲しいところです。マルコ役の人はアフレコに慣れていないのか、かなり聞き苦しい声だと感じました。結局、ジャックが働かない問題は解決しないまま終わっています。ジャックが社会に適合しようとしないという意味では、リアルな終わり方とも言えますけどね。もう1回ぐらいは同じ題材の話があるかもしれません。
 次回の話は龍亞と龍可がメインになります。怪しい屋敷の探険に行くという話のようですが、予告では龍亞がデュエルしていました。これまで龍亞の戦績は実質的に全敗のため、今度こそ勝ち星をあげられるか注目です。
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posted by Flyer 2009-08-01 03:29 | Permalink | アニメ感想

遊戯王5D's 第68話「老人の記憶 くず鉄ファミリーデッキ」の感想

 遊星たちの日常を描いた話が続いています。当面はメインキャラクター1人1人にスポットを当てていく方針なのかもしれません。
 今回はクロウをメインに据えた話です。クロウはマーサの話を聞き、街外れに住む屑山鉄蔵という老人をマーサハウスに連れてくることに。ジャンクに囲まれた鉄蔵の家にはトラップが仕込まれており、クロウは四苦八苦しています。ソリッドビジョンのモンスターは「二頭を持つキング・レックス」でした。デュエルリングもそうですが、随分と懐かしいものを引っ張り出してきましたね。クロウは説得のため、鉄蔵にデュエルを持ちかけました。鉄蔵が応じた理由にはデュエルの相手がいなくて寂しいという面も少なからずあったと思われます。
 屑山鉄蔵は名前の通りと言うべきか、デッキにもジャンクへのこだわりが見られました。「ジャンク」か「くず鉄」と名のついたカードしか使わないという徹底ぶりです。ジャンクモンスターには「パテーナル」「マテーナル」「キッズ」という3体がおり、互いを補うような効果を持っていました。過去の遊戯王シリーズで遊戯が使っていた絵札の三剣士に似ています。今回はチューナーが3体登場したにもかかわらず、シンクロ召喚が全く行われませんでした。クロウが上級モンスターを召喚しなかったという意味でも、異色のデュエルだったと言えるでしょう。
 次回はジャックを中心とした話です。さらに、第3期に入ってから初めてカーリー渚が登場します。ダークシグナー編の最後で記憶がリセットされてしまったカーリーですが、第3期ではどのような立ち位置になるのでしょうか…。
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posted by Flyer 2009-07-25 02:37 | Permalink | アニメ感想