遊戯王5D's 第94話「追憶 朋友が託した遺志」の感想

 前回でシェリーが登場したと思いきや、今回は全く違う話になりました。溜まった伏線の回収が進んでいるのか微妙な情勢です。
 今回のポイントはクロウの過去です。クロウの回想によると3年前に友人のピアスンが火事で亡くなる事件があり、その際に「ブラックバード」を譲り受けたとのこと。てっきりブラックバードはクロウが作ったと思っていたんですけどね…。事件の真犯人を探すべく、クロウは昔の友人ボルガーを訪ねています。ボルガーはDホイールメーカーの社長であり、サテライト出身者としては異例の成功者と言えます。ボルガーは「事件の真相を知りたいなら自分と勝負しろ」とクロウにデュエルを持ちかけてきました。最新式Dホイールのテストも兼ねていた模様です。
 ボルガーは「ホワイトウォリアーズ」という新カテゴリーのモンスターを使用しています。クロウの「ブラックフェザー」と対をなすようなカード名です。遊星は「アンチブラックフェザーデッキ」と評していましたが、言いすぎな感があります。展開力に長けたブラックフェザーにとっては特殊召喚を封じられることが一番痛いはずです。亡くなったピアスンもブラックフェザーを使用していたものの、クロウがデッキを受け継いだ描写はありませんでした。クロウがピアスンの影響を大いに受けていたにしても、アニメでデッキテーマが被るのは珍しいケースです。
 次回は「ブラックフェザー・ドラゴン」という新モンスターが登場するとのこと。クロウの言動から推測すると、このモンスターは今の時点でクロウのデッキに入っていません。デッキに存在しないモンスターがどういう経緯で現れることになるのか気になるところです。
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posted by Flyer 2010-01-30 21:18 | Permalink | アニメ感想

遊戯王5D's 第93話「戦慄!主従の覚悟!!」の感想

 久しぶりにストーリーが本筋に復帰しました。WRGP開催までそれほど時間がないはずなので、積み重なった伏線に切り込んでいくと予想されます。
 今回はシェリーとミゾグチをメインにした話です。謎のカードを解析するため、2人は治安維持局で爆破騒ぎを起こしています。解析を必要としたカードは「Z−ONE」なる魔法カードでした。これがシェリーの回想でぬいぐるみに入っていたカードだとすると、ちょっと拍子抜けですね…。てっきり話のキーになるようなモンスターカードだと思っていました。現場に居合わせた遊星とブルーノはシェリーを止めようとしますが、遊星の前にミゾグチが立ち塞がっています。あの状況下で時間の調節が困難なデュエルを足止めの手段に選んだのは疑問が残るところです。
 ミゾグチは戦士族モンスターを主軸とした「武士道デッキ」を使用しています。自分のライフを犠牲にしてでも相手モンスターを潰し、手早く決着をつけるというコンセプトでした。ブルーノはシェリーとの格闘の中で記憶が蘇ったかに見えましたが、残念ながら違ったようです。メインコンピューターの端末はどう見てもデュエルターミナルの筐体でしたね…。カードの解析が終了した後に遊星たちは異空間に飛ばされ、得体の知れない物体と対峙することに。アンモナイトのごとく殻を被った何者かはあまりに不気味で、WRGP編のラスボスという雰囲気すらあります。
 次回はなぜかクロウを中心とした話です。さすがにストーリーが本筋に戻ったばかりなので、脱線ではないことを期待したいと思います。今回のOPとEDには劇場版の映像が盛り込まれていました。劇場版が公開されている間は今回のようなOPとEDが続くのでしょうか…。
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posted by Flyer 2010-01-23 03:54 | Permalink | アニメ感想

遊戯王5D's 第92話「サティスファクション」の感想

 鬼柳の救出をメインにすえた番外編が幕を下ろしました。7話にわたって続いたわけですが、年末年始に放送が1回休みになったこともあって思いのほか長かったと感じます。
 内容としては2対1のデュエルの続きです。ロットンが「ロングバレル・オーガ」というエース級のモンスターを召喚し、遊星と鬼柳が撃破を試みています。ところが、バーバラの介入で鬼柳と遊星はサレンダーを強要されることに。ロットンがバーバラに同調したのは意外です。わざわざデュエルの修行までしてきたわけですからね…。ジャックとクロウは久しぶりの登場ですが、ジャックの作画が妙で髪型を変えたように見えました。鬼柳は逃亡したロットンを追跡し、デュエルを完結させています。日が沈むまでに決着をつけたので、街のルールを守った形です。
 番外編の総括としては「魅力が薄かった」というのが正直な印象です。ダークシグナー編後の鬼柳を追ったことは悪くなかったと思いますが、強引な箇所が散見されました。特に谷底に落ちた際の無傷ぶりと度重なるデュエル描写のミスは受け入れがたいです。マルコム、ラモン、セルジオといった主要人物に関してフォローがないまま終わった点も残念でした。「劇場版との兼ね合いで寄り道した」という性格が強いとはいえ、もう少し内容に気を配って欲しかったですね…。今後、鬼柳がWRGPに参加するかどうかで番外編の意味合いが違ってくるはずです。
 次回からストーリーが本筋に復帰します。予告の映像を見ると、シェリーの付き人であるミゾグチがデュエルをするとのこと。かなりの伏線が溜まったままになっているだけに、着実に伏線を回収していくことを望みます。
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posted by Flyer 2010-01-16 00:34 | Permalink | アニメ感想